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妙法蓮華経その四

2022/05/15

◇ 信解品第四

 「三車火宅」の譬えにより、二乗も成仏できることを知った四大声聞(須菩提・摩訶迦旃延・摩訶迦葉・摩訶目嬰連)は、「二乗作仏」を領解した心境をのべます。これが「長者窮子」(父子相失)の譬えです。仏弟子の声聞は能力により、上根・中根・下根の三根にわかれます。舎利弗は上根になり、本品の四大声聞は中根の機根になります。

ここでは自己の怠慢を反省し、声聞にも成仏の記別が授けられた法悦をのべています。これまでは小乗の「灰身滅智」の涅槃を最上の目的としてきたが、声聞にも作仏されるのを見て、摩訶迦葉が「無量の珍宝を求めざるに得た」と、喜びをのべたのです。本品に仏説はありません。この喩えによって天台大師は「五時教判」を立てました。