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魂魄とは

2022/03/25

◇魂魄について

「霊」とは死後の魂のことです。「霊」の文字は古語では「ひ」とか「ち」と読みます。だから「ひと」は霊が留まっているところという意味です。故に人は死ぬと先祖の霊になるように祀るというのが、大和民族、日本人のしきたりでした。家を存続させる理由も、死んだ霊を祀るためでした。祀られない霊は魑(ち)魅(み)魍(もう)魎(りよう)になったりしてしまう。故人を魔界の方に行かないように祀る。そうすれば、個の霊が全体に還って、祖霊になり我々を護ってくれると考えていたのである。
「魂(こん)魄(ぱく)」っていうのは「魂」が霊のことで、「魄」が肉体のことです。つまり、死ぬと肉体と魂が分離することです。人が亡くなると「魂」が還ってきたときに、「魄」がないと宿るところがないので依代(よりしろ)である「位牌」ができたということです。要するに仏壇とはご本尊をお祀りするお寺と同様に、ご先祖のお屋敷でもあるのです。