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愛犬の死

2021/07/25

「愛犬ナムの死」
 2019年に公表された犬の平均寿命は14.44歳。先日、我が家の愛犬ナムは16歳を迎える前にこの世を去った。家族の一員であったナム。私は生まれて初めて家族の生と死のはざまを目の当たりにした。犬は7歳を過ぎるころから早くもシニアといわれる時期に入る。晩年はエサを食べたり食べなかったり。亡くなる一か月前、いつもお世話になっているトリマーさんが、「食べそうなものだったら、人間の食べ物でもいいからあげた方がいい。犬が食べることを諦めたら、全く何も食べなくなるから。」というアドバイスを受けて、パンや白米、チキンなど食べられるものは何でもあげた。最後の一週間は、ほとんど食べなくなった。亡くなる三日前、ミルクをつけた指を「おねがい、ナム。少しでもいいから食べてよ・・・おねがい」と口元に近づけたがナムは顔をそむけた。最期は水しか口にせず、そして旅立った。「生き物は食べないと死ぬ」当たり前のことを愛犬の臨終を通して実感した出来事だった。
 「食べることは、生きること」時々耳にする言葉だが、食はいのちの源であり、いのちある食材をいただき私たちは生かされている。「今この三界は皆これ我が有なり その中の衆生はことごとくこれ吾が子なり」と法華経に説かれている。「この世は仏様の世界。この世界の生きとし生けるものは仏様のいのちをいただいている仏様の子ども」ということだ。私も私のいのちをつないでくれてるいるものも、みんな仏様の子どもということだ。『私のいのちは仏様によって生かされている』と心の底から感じた時、自然と手を合わせ「南無妙法蓮華経」と唱えている自分がいた。