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静岡、納骨堂・永代供養「医師も奨める慰霊祭」

2019/05/16

「病気を治す場所」である病院は、これまで「死」を連想させるものを遠ざける傾向があった。たとえば、亡くなった患者の遺体を安置する霊安室は、目立たない場所に設置されることが通例だった。しかし、近年、その位置づけを見直す動きが始まっていると聞く。福岡県東区の総合病院・原土井病院は2012年にリニューアルした。以前の霊安室は病院の敷地の隅に設置されて、狭く暗いイメージだったが、老朽化した霊安室の改装に合わせて、病院の敷地の中央にあたる場所に新設されたという。同病院の広報は「患者さまが亡くなられてからご自宅へ戻られるまでの短い時間ではありますが、ご家族のみなさまに故人との時間を、居心地のいい空間で穏やかに過ごしていただければ」と改装の意図を語る。新しい霊安室は、明るく開放感のある空間づくりを目指した。どんな人でも利用できるように宗教色を抑え、線香や仏具などは置かれていない。また霊安室のそばに家族だけが話しをできる前室を配したり、照明を調光可能なものにしたりと、工夫が施されている。 また、この病院の素晴らしいところは、毎年8月に慰霊祭を行っているところ。1年間に亡くなった患者全員の名前が読み上げられ、遺族が祭壇に献花する。「慰霊祭は大切な人を失った悲しみを癒やすグリーフケアの一環として開いていますが、遺族のみならず医師や看護師にとっても、故人のことを遺族と語り合うことで気持ちの区切りをつける貴重な機会になっている」といいます。素晴らしい病院です。必ず亡くなる、人の命を大切する尊いことだと関心するばかり・・・。